不調の理由はいくつかあると思いますが、浅田真央選手の過去の戦績を見ても、シーズン序盤からトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めていた試合は少なく、シーズン後半になってトリプルアクセルが決まってくるスロースターターです。
今シーズンはフランス杯で、浅田真央永遠のライバル“韓国の至宝”キム・ヨナ(金妍児)選手に大差で負けて、精神的なショックもあったと思うし、なんといっても、たった1週間後にフランス杯出場というのは無理があったように思います。
もしこれが日本の試合(NHK杯)であれば浅田真央選手の優勝は確実だったことでしょう。

試合の間隔がたった1週間というのは、野球で言えば完投した投手を次の日も初回から登板させるようなもので、移動が多くて練習時間が取れないし、精神的・肉体的疲労もあるし、とてもトリプルアクセルを立て直す時間などありません。
ほかの世界中の選手でも2週間連続でGPシリーズに出場してる選手はほとんどいないはずで、タチアナ・タラソワコーチはなぜこのようなスケジュールにしたのか?母国ロシアに錦を飾りたかったのか?
でも、それならばフランス杯には出場せずに、初戦をロシアにすれば良かったのでは?
荒川静香選手もコーチした経験のあるロシアのタチアナ・タラソワコーチが、いまだに「6点制」の採点方式から抜け切れていない、現在の新採点方式では“一点豪華主義”の芸術性にだけこだわった演技では点数はとれない、といった批判もあることにはありますが、一番の原因はいかに天才の浅田真央選手であっても、たった1週間でトリプルアクセルを立て直すには時間が足りなかった、ということでしょう。
その点、韓国のキム・ヨナ(金妍児)選手はトリプルアクセルのような大技はないものの、新採点方式にマッチした“加点されやすい”演技構成になっています。そのぶん“芸術性”がスカスカという批判もありますが、点数は200点を超えてます。
今シーズンはバンクーバー・オリンピックを控えた大切なシーズンです。
バンクーバー・オリンピックに出場するのは、浅田真央、安藤美姫、村主章枝、中野ゆかりの4名のうちから3名が選抜されると思います。
金メダルを狙えるのは、カナダのジョアニー・ロシェット、韓国のキム・ヨナ(金妍児)、日本の浅田真央の3名だと思います。
シーズン序盤にして追い詰められた浅田真央選手が五輪で勝利するにはトリプルアクセルの成功率を高めるほかにありません。
浅田真央選手は、ジャッジスコアを見ると細かい部分の採点でキム・ヨナ(金妍児)選手に負けています。
オフシーズンに滑り込んできた現在のプログラムを1から変更して高得点を出すのは難しいです。
可能性があるとすれば、過去に良い点を出したプログラムに戻して、ステップの部分のアレンジを変更するとか?
でも、そんな付け刃で世界の強豪に敵うとも思えません。
やはり、浅田真央選手が勝てるかどうかはトリプルアクセルの成功率を高めること、これしかないように思います。



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今回のGPシリーズのスケジュールに関して、一番怒っているのはタラソワコーチみたいですよ。このプログラムを創ったご本人なのですから、難易度やトリプルアクセルの体への負担は百も承知です。
GPシリーズへのエントリーは、ロシアとNHK杯で出したみたいですが、NHK杯は安藤選手と重なってしまい、それを避けるために連盟が浅田選手をフランス杯の方へ突っ込んだようです。(世界選手権の成績から安藤選手が優先されるみたいです)
テレビでは「この連戦もオリンピックへ向けての戦略」と言う様な報道がされていましたが、全くの誤解です。
ただし現在はフリップの調子も悪いので、これらを元に立て直すことが急務なのではないでしょうか?
アサインについては戦略ではありません、。ロシアでのタラソワコーチのインタビューで、ロシアとNHK杯を希望していたのに、連盟から何の説明もなく連戦を組まれた事、さらにはJOもスポンサーの関係で断れなかったと話しています。
4ccも断りたくても断れない状況にされたらいやだなと思っているところです。